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西多摩の企業が「書写アプリ」開発 モニター募集も

動画の手本を見ながら学べる

動画の手本を見ながら学べる

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 教育支援業を手掛ける「琴河原」(青梅市河辺町、TEL0428-24-1161)が昨年10月、スマートフォンアプリ「手書き書写辞典」を開発した。現在、30日間無料体験モニターを募集している。

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 日本書写書道検定委員会(書写検)が運営する同アプリ。開発した「琴河原」によると、手本書きの運筆をビデオで分かりやすく見ることができる「動く手本」機能などを備え、美しい手書き文字の書き方が学べる、世界初の「書写アプリ」という。

 同社は1949(昭和24)年から、西多摩各地で書写書道やそろばん教室などを展開する「ことがわら学園」を運営している。創業者の吉田宏さんは、日本書写書道検定委員会、全国書写書道教育振興会の創設者として全国への書写普及に尽力してきた。書写アプリ開発のきっかけについて、同社社長の吉田真さんは「パソコンなどの普及により手書きの文字に触れる機会が激減した昨今、日頃接する機会の多い活字に影響され、書く文字が変わってきている。大切なことは美しい字形を見て学ぶこと」と話す。

 同アプリは、日本書写書道検定委員会会長・全国書写書道教育振興会副会長・ことがわら学園園長の吉田琴泉さんが正しい書き方を監修する。画面上に表示した字を鉛筆がたどる「動く手本」は、見ながら実際に書いたり、画面を指でたどりながら覚えたり、実際に書いた字を写真に撮って見本に合成したりすることができる。吉田さんが詳しく書き方を説明するビデオ講義もあり、年齢を問わずわかりやすく学べるという。

 アプリには小学校までで学ぶ漢字、ひらがな、カタカナ1098文字が収録されており、体験者からは「手書き文字がみるみる上達する」と人気を呼んでいる。子どもの教育だけでなく、通勤時間で学ぶことができることから、サラリーマン層やシニア層の間で話題を呼んでいるという。

 価格は8,800円。アプリはiPhone6のほか、IOS8搭載iPhone、iPadに対応する。アップルストアで販売してい。モニターは先着10人限定。「書写アプリ体験希望」」を明記し、HP問い合わせフォームから受け付ける。

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