新型コロナウイルス感染拡大による都の外出自粛要請で飲食店の経営が厳しさを増す中、秋川駅周辺地区産業活性化戦略委員会が「テイクアウト選手権」を企画した。「地域の店は地域で守ろう」と応援を呼びかけている。

　参加店は「パンの家 あらもーど」「KAI's BAL」「カフェモハベ」「双庵」「九州処 だいやめ 秋川駅前店」「ぎょうざキッチン＆cafeつむぐ」「鉄板焼きとんぼ」「花がき」「呑み屋 彦兵衛」「くじらと魚の弁当 らじっく」「炭火焼肉らん」「OMUSUBIYAらんか」の12店。

　5月末までの期間中、テークアウト1回利用（500円以上）で抽選応募券1枚を配布。応募者の中から抽選で秋川渓谷の特産品が当たる。「選手権」としているが客の投票で人気店を競うものではなく、「他店に負けないおいしいメニューを提供する」という各店の意気込みを表した。

　委員会メンバーで企画者の佐藤旭克さんは「地域の飲食店が無くなったら自分たちも困る。少しでも応援できればという思いで企画した。テークアウトの利用者が一人でも増えたらうれしい」と期待を込める。