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あきる野で子どもたちの米作り体験を歌に CD化し500枚無料配布

作詞の私市さん(右)、歌唱の小西さん(着席右)、セリフ担当の山下さん(同左)と関係者

作詞の私市さん(右)、歌唱の小西さん(着席右)、セリフ担当の山下さん(同左)と関係者

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 西多摩の小学校では主に5年生を対象に米作り体験学習が行われている。このうち、あきる野市立東秋留小学校で行われている米作り体験学習をモチーフにした歌ができ、CDを製作。2月1日、関係者に配布された。

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 歌は「あかね空」。作者は同市教育長の私市豊さん。同小では野辺地域の稲作経験者らが「あかね会」として、ボランティアで田植えから稲刈りまでの指導を行い、農業と食の大切さを教えている。

 歌詞は「茜(あかね)の空に 雁(かり)が行く 稲田の水も 干がる頃 豊作だ 子らと一緒に鎌を持つ 稲の穂が 夕日に映えてキラキラと 見上げる空に 笑う雲」など、小学5年生と同会との体験学習を通じた心のふれ合いをうたったもの。毎年4月のもみまきに始まり、代(しろ)かき、田植え、草取り、稲刈りと、子どもたちとおじさん、おじいちゃんが一緒に汗を流す姿を詞にした。

 「最後の稲束を掛け終わり、満足げに見上げた西の空は、見事な茜色に染まって。タイトルになった」と私市さんは話す。「哀愁フェリー」「燃えて宿場町」などを手掛けた岡村信良さんが作曲、同市教育委員の小西フミ子さんが歌っている。せりふは同会の山下成一代表が担当した。

 歌は地元産米の生産に力を入れるJAあきがわ、JAにしたま、JA西東京が推奨している。CDは500枚を製作。非売品で、希望者に配布している。問い合わせは西の風エンターテイメント(TEL 090-8460-9688)まで。

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