「新幹線図書館」として地域の子どもたちに親しまれた、昭島市のつつじが丘公園(昭島市つつじが丘)の東海道新幹線0系車両の改修完了を祝う寄付者銘板と説明板の除幕式が7月3日、同園で開かれた。
同車両は2020年に閉館し、雨風による塗装の劣化が進み、課題となっていた。昭島市は、車両を街の新しいランドマークによみがえらせようと、クラウドファンディングで協力を呼びかけた。結果、市民ら912人から約1,883万円に上る支援が寄せられた。
工事は昨秋から行われ、鮮やかな白と青の塗装の塗り替えと、車体を守る大屋根の架設工事のほか、トイレとあずまやを整備した。総工費は1億2,100万円。
式典には、臼井伸介市長や早坂修副市長、高橋誠市議会議長ら関係者が参列。支援者への感謝を込めた銘板がお披露目された。臼井市長は「図書館として親しまれてきた車両が市の新たなランドマークとして愛されることを願っている」と期待を寄せた。
新幹線0系電車は、日本国有鉄道が1964(昭和39)年の東海道新幹線開業に合わせて開発した「世界初の高速鉄道車両」として知られる。1964年から1986(昭和61)年まで38次にわたり、総計3216両が製造された。鉄道ファンにも愛される貴重な車体を、今後は同園のシンボルとして常時見学できる。