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あきる野市で新規就農者 子育て世代主婦の佐藤さん

「農業は家族の協力さえあれば、子育て中の女性の働く場所として最適」と佐藤さん

「農業は家族の協力さえあれば、子育て中の女性の働く場所として最適」と佐藤さん

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 生まれ育ったあきる野で4月に就農した佐藤睦美さんが間もなく、初の出荷を迎える。

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 2歳になった長女を保育園に預け、働き始めたのが6年前。子育てと仕事の両立の難しさを感じた。時間の融通が利く仕事はないかと思いを巡らした。自宅のある同市山田周辺には畑が広がる。生活につながる農業なら子育てとの両立ができ、食に関わる仕事を続けられると思った。

 「農業をしたい」と相談した市を通じて東京農業会議の存在を知り、紹介されたのが東京農業アカデミー。2期生として八王子研修農場に2年間通い、栽培のほか、トラクターや耕運機などの取り扱いとメンテナンス、農業ハウスの組み立てなどをみっちり学んだ。

 スタートは借り受けた1.4アールの栽培ハウス4棟と30アールの畑。「プチぷよ」というミニトマトを中心に、トウモロコシ、タマネギ、ゴボウを育てる。間もなく初出荷ができそうで、地元の「五日市ファーマーズセンターあいな」で販売する。

 ただ、作物の様子を見て正しい判断できているのかなど、取り組み始めて分かった難しさもある。JAの営農相談室や農業改良普及センターの人たち、まわりの農業者らに助けてもらっている。小学2年生になった長女を学校に送り出し、学童保育から迎えるまでの午前と午後、それぞれ3時間ほどの農作業は、夫の直寛さんの協力もあり、大変さより楽しさを感じている。

 育てる野菜はそのまま食べられるものやレンジで調理しやすいものを増やしたいという。「調理に手間がかからないことは主婦にとって大切。トマトの種類を増やし、大きなタマネギにも挑戦したい」と話す。

 「農業は家族の協力さえあれば、子育て中の女性の働く場所として最適。農業仲間を増やしたいし、子どもたちの食育にもつなげたい。管理栄養士なので加工販売もやってみたい」。佐藤さんの希望は広がるばかりだ。

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