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あきる野の生産農家、真っ赤な完熟イチゴの出荷が最盛期

完熟イチゴを出荷する堀江さん

完熟イチゴを出荷する堀江さん

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 生産農家の堀江園(あきる野市二宮)で現在、真っ赤な身をつけ完熟した冬春イチゴの出荷が最盛期を迎えている。

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 堀江賢吾さんが栽培しているもので、耕作面積約8アールのイチゴハウスでは、香りと甘み、酸味のバランスがいい「紅ほっぺ」と「章姫」が育っている。

 父親の建夫さんと営む堀江園は代々続く農家で、近年では野菜を中心に生産している。賢吾さんは地元のJAあきがわに勤務したが、30歳を過ぎたところで家業を継いだ。2020年にあきる野市の都市農業活性化支援事業を活用し、ハウスに高設溶液栽培システムを設置。イチゴ栽培を同年から始めた。紆余(うよ)曲折を経て、3年目となる今シーズンが実質的なスタートになった。

 現在は主に、隣接する秋川ファーマーズセンターに出荷しているが、将来的にはハウスを拡大し、摘み取りができる観光農園を目指している。賢吾さんは「勉強を重ね、おいしいイチゴを育てたい。品種も徐々に増やしていきたい」と今後を見据える。堀江園は、トウモロコシ、キャベツ、サトイモなど多品目を栽培している。

 完熟イチゴは大きさにより1パック600円前後で販売している。

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