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青梅とあきる野で自治会加入促進の取り組み始まる-会員優待サービスなども

優待サービスが受けられる「すまいるカード」

優待サービスが受けられる「すまいるカード」

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 西多摩各地の自治会連合会はこのほど、自治会加入促進活動を目的としたさまざまな取り組みを始めた。

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 青梅市自治会連合会、は協力企業や商店などで優待サービスが受けられる「すまいるカード」を同連合会加入の自治会員全世へ配布。優待サービス協力企業・商店のステッカーが貼ってある店や事業所に同カードを提出すると、料金割引などのサービスが受けられる。 

 商店、農産物販売所、宿泊・温泉施設、スポーツ関係、式場など30事業所が協力。地域コミュニティーや地域経済の活性化につなげる狙いがある。役員会や定期総会で出席者から出た加入促進策として「目に見えるメリット導入を」との要望に応えたもの。連合会加入の自治会数は4月1日現在、11支会160自治会で全体の46.28%。連合会未加入自治会もある。

 これまで同連合会では市や議会と協力し、駅前等で自治会加入を呼び掛けるなど加入促進・退会防止活動を推進してきた。連合会は「同サービス開始とともに支会単位で未加入世帯への戸別訪問などを実施し、自治会への加入を呼び掛けたい」としている。

 あきる野市町内会・自治会連合会は、市民に自治会への加入を促す、カー・ステッカーとのぼりを作り、1日から加入促進運動を始めた。来年の市制施行20周年の節目に合わせ、下降傾向にある加入世帯の拡大を目指す。

 同市は1995年に秋川市と五日市町が合併して誕生した。当初は各種団体などが共同の活動体制に戸惑う場面もあったが、行政と市民が一体となって住民の融和に努め、現在では一つの市として強い絆で結ばれるようになった。

 ただ、他市町と同様に町内会、自治会の加入世帯数は減少を続け、加入率は50%余りの約2万世帯となっている。加入世帯の増加は同連合会の最大の課題になっており、これまで「あきる野市町内会・自治会音頭」を作るなどの取り組みを行ってきた。

 車の窓ガラスに貼る「カー・ステッカー」(縦7cn、横10cm)は2万枚を作り、会員世帯に配布した。のぼりは200本作った。いずれも同市のイメージキャラクター「森っこサンちゃん」や「絆」「加入しよう」などのメッセージを印刷し、自治会加入を呼び掛けている。

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