青梅の「山内新四国八十八か所霊場」で9月27日、88カ所の石碑を案内する番所札の取り替え作業が行われた。地元のボランティア団体「柚木愛郷会」が主催し、「88盛り上げ隊」が協力。計18人が作業に当たった。
同霊場は、真言宗豊山派の愛宕山即清寺(青梅市柚木町)の山内に設けられた霊場。四国八十八カ所霊場になぞらえて88カ所に石碑が置かれており、境内や山内を巡りながら、それぞれの石碑を参拝できる霊場として地域に親しまれている。
88カ所の石碑の場所を案内する番所札は、これまで周年事業などの機会に取り替えてきたが、設置から約10年が経過し、札の劣化が進んで見えにくくなっていた。
今回の取り替えは、「8」が並ぶことにちなみ、令和8年8月8日8時8分に最初の作業に着手した。作業に先立ち、同寺本堂で法要を行った。増沢秀丸住職を導師に、読経と焼香。その後、「柚木愛郷会」の渡部浩司会長らが札を制作した。
新しい番所札は、長期間使用できるよう、これまでの木製からプラスチック製の板に変更。板に案内用のシールを貼って仕上げた。
9月27日の作業では、参加者が山内を巡りながら古くなった番所札を順次取り外し、新しい札に取り替えた。
柚木愛郷会は、地域の盆踊りで模擬店を出店するなど、地域に密着した活動を続けている。同霊場も毎年清掃し、地域の財産として大切に維持してきた。
今回の番所札の一新に合わせ、草刈りなども行い、訪れた人が88カ所の石碑をより分かりやすく巡れる環境を整えた。
作業の指揮を執った副会長の藤村茂さんは「天候も心配したが、弘法大師さまのご加護により無事に取り替えができて良かった。新たな番所札がある88カ所に、ぜひ多くの人に来てほしい」と話す。また、番所札の作成に尽力した隊員の山崎克己さんは「四国と同じ功徳が得られて。展望台からはスカイツリーも見える。幸せの鐘もあるので、必見」と話す。