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宮城が拠点の劇団「稀人」、あきる野で千葉卓三郎物語上演 交流座談会も

朗々とと演じる大森さん、猪熊さん、八さん(左から)

朗々とと演じる大森さん、猪熊さん、八さん(左から)

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 千葉卓三郎と五日市憲法を朗読劇にした公演が6月28日、五日市壱番館(あきる野市五日市)で行われた。主催は宮城県を拠点に活動する戯作祭典・稀人(まれびと)。

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 当日は「明治憲法博士タクロン・チーバー千葉卓三郎伝」と題し、主宰の猪熊根太さんと八丁田(やつちょうた)さん、大森健一さんの3人が熱演した。

 「数年前、宮城県北部に位置する栗原市の先輩から、卓三郎の資料を提供された。戦後の日本国憲法が公布される67年前に、国民の権利を高く掲げていたことを知り、朗読劇として上演したいと思った」と猪熊さん。

 猪熊さんは東京での学生時代から8ミリ映画を自主制作。帰郷後は野外活劇などに携わっており、共演の2人も芝居の経験を持つ。30人以上の観客は、登場人物の深沢名生(なおまる)・権八父子が眼前にいるような面持ちで聴き入っていた。

 公演後は、郷土の先人たちが遺した「遺産」ともいうべき憲法草案の精神を現代にどう伝えるかなどを議題とした交流座談会に移行。栗原市、五日市、それぞれの市民の立場で取り組みを語り合った。

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