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秋川渓谷で「いきつけの田んぼ・畑をつくる」プロジェクト始動へ

フィールドとなる畑を耕すメンバー

フィールドとなる畑を耕すメンバー

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 秋川渓谷をフィールドに自然体験教育プログラムを提供するFOURTH WELLNESS(フォースウエルネス)が来年1月、東京山側に「いきつけ」の田んぼ・畑をつくる「東京山側小規模農業者組合プロジェクト」をスタートする。

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 フォースウエルネスは「体の健康」「心の健康」「経済の健康」の啓発を事業目的とした探究型自然学習スクールを展開。秋川渓谷に年間約4000人を超える体験者を呼び込んでいる。市民を先生とした有料教育プログラムを立ち上げ、市外の人たちと共に耕作放棄地だった田んぼの開墾や、さまざまな地域資源に触れる機会を創出。現在では活動する農地は約1万坪に迫る。

 事業を進める中、農業人口の高齢化や生産者の減少、耕作放棄地など、農業の課題に直面。肥料や資材を外国に頼らず、できる限り自然に寄り添い、地域循環型農業を目指すため同プロジェクトを企画した。昔ながらの「手間返し」や、援農を小規模農業者コミュニティー同士で行う仕組みを作り、地域の若者の担当者を置いてサポート。会員に「いきつけの田んぼや畑」を提供し、農家や関わるスタッフと共に、スクール事業や販売による収益化を目指す。

 会費は、個人会員=年3万6,300円(学生1万2,100円)、家族会員=(3世代まで)7万2,600円(同じ世帯であれば人数制限なし)、法人会員=(10人登録1口)12万1000円、教育機関=10人登録を1口)9万6,800円。会費には地域の田んぼや畑を保全、維持管理していく費用が含まれる。

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