あきる野市深沢の山中に根を張る「山抱きの大カシ(ウラジロガシ)」が一般社団法人「日本樹木遺産協会」の「日本樹木遺産第6号」に認定され、これを記念する看板除幕式と自然環境の保全に向けた交流会が5月24日、現地で開催される。
同協会は、地域の巨樹や古木を樹木医の診断・治療によって保護し、その価値を未来へ継承する取り組みを行っている。日本樹木遺産の認定は2021年度に始まり、これまで品川区の戸越八幡神社のケンポナシ、三浦市の光照寺のスダジイ、鹿児島加計呂麻島のデイゴ並木などが認定されている。
ウラジロガシとしては都内最大級の「山抱きの大カシ」は、巨大な岩を抱え込むようにして根を張るダイナミックな姿で知られる。長い年月をかけて過酷な環境を生き抜いてきた力強い生命力を現代に伝えており、まさに自然の神秘を体現する存在として、専門家や巨樹愛好家から高く評価されてきた。
認定式では、樹木医で日本樹木遺産協会副理事長の後藤瑞穂さん、所有者の宗教法人真光院総代の志村義久さん、協賛の大樹生命保険企画部広報グループ長の相田和歌子さんらがあいさつ。来賓で中嶋博幸あきる野市長らが祝辞を述べる。
その後、「日本樹木遺産認定樹木第6号」の看板の除幕を行うほか、地元在住の造形作家、友永詔三さんが製作し、看板のそばに一緒に置く人形をお披露目する。
交流会では舞踏家のTsugumiさんが奉納舞を披露。篠笛神楽笛奏者の秋吉沙羅さんが「幽玄な曲」を奏でるという。
周辺は深沢小さな美術館、南沢あじさい山、「千年の契り杉」などが点在し、散策コースとして人気を集める。