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青梅の宗建寺で晋山式 新住職就任、華やかに祝う

本堂に向かう新住職の宗親さん

本堂に向かう新住職の宗親さん

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 青梅の仙桃山宗建寺(青梅市千ヶ瀬町)で11月11日、新住職就任の儀式「晋山式(しんざんしき)」が営まれた。

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 新住職は棚橋宗親さん。40年余り同寺を背負ってきた前住職で父の正道さんに代わり、24世住職に就いた。 檀家世話人会長の橋本直幸さん宅に設けられた安下処(あんげしょ)を出て、宗親さんは稚児の先導で参道を歩き、本堂に入堂。大悲呪の経を3度にわたり読経。開山様と鎮守の弁財天に晋山を報告し、五穀豊穣、地域安穏を祈願した。

 建長寺派宗務総長の長尾宏道師から職状が授与され、修業時代の恩師、小堀泰巌建仁寺派管長から祝いの言葉を受けた宗親さんは「和合を旨とし、世話人、檀家の皆さんと仲良く手を取り合い歩みたい。地域と共にあった先代、先々代に習い、追いつき追い越したい」と決意を述べた。

 同寺は臨済宗建長寺派の寺院。1400年代の創建とされる。多摩青梅七福神の寺院で、毘沙門天を祭る。境内には青梅のねずみ小僧といわれた義賊、裏宿七兵衛の墓がある。

 座禅会や御詠歌、写経会のほか、彫刻、水墨画、ヨガなどの教室も開催。コンサートなどのイベントも行い、文化活動が活発な開かれた寺院として親しまれている。

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