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青梅で移住検討者へ向けた交流イベント 上映会と「里山スープづくり」

上映が行われるシネマネコ

上映が行われるシネマネコ

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 青梅への移住を検討者へ向けた在住者との交流イベント「映画と里山料理の休日」が3月21日、青梅市内で開催される。主催はCinema×Action (シネマ・クロス・アクション)事務局。

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 青梅市は秩父多摩甲斐国立公園の玄関口にあり、豊かな自然環境に恵まれている。江戸時代より石灰・木材・織物等の産業で栄えたが、近年は人口減少が続き、その対策として2022年度、移住・定住促進施策を本格始動。今回のイベントは、同施策の一つ「市民みんなでおもてなし事業補助金」を活用して行う。

 イベントは、都内唯一の木造映画館と里山のパン工房を会場に、移住希望者と青梅市民が共に休日を楽しみながら交流ができるよう2つのパートで構成。一つは青梅の映画館「シネマネコ」(青梅市西分町3)で、映画「しあわせのパン」(2011)を上映。作品では北海道の洞爺湖畔へ移住し、パンカフェとゲストハウスを営む夫婦を主人公にした映画。随所に挿入されるパン作りと食事のシーンとともに「カンパニオ」という言葉が登場する。「パンを分け合う人々=仲間」の意味であることが、ストーリーの中で明かされる。

 もう一つは「石薪(まき)釜パン 麦(muji)」(富岡3)で行う協働作業「里山スープ作り」。鑑賞した映画の主題「パンを分け合う」ことを、先輩市民との協働作業で体験する。里山にあるパン工房の庭で、皆でまき火をおこして地元野菜のスープを作り、「自然豊かな青梅での暮らしを五感で感じながら交流を深める」という。

 スープ作りでは、「おもてなし」役の先輩市民4人が参加者と協働で調理しながら、買い物や公共交通、教育や医療など生活に密着した情報、地元の旬の食材や山や川のアクティビティーなど、青梅で暮らす楽しさ・豊かさを参加者に伝える。食事の後は、市民グループ「未来につなぐ青梅の森」の協力を得て、青梅の暮らしを市民が撮影した写真のスライドショーを上映し、四季折々の魅力を紹介する。

 シネマ・クロス・アクションは、同じ映画を鑑賞した人々が作品の主題に関連した活動を共に行ない、作品に込められたメッセージや社会課題を共有することを目的として実施するプロジェクト。第1弾として昨年7月、シネマネコでの「マイクロプラスチック・ストーリー日本語吹替版」上映と、多摩川の河原のリバークリーン活動を組み合わせて開き、22人が参加した。

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