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100%あきる野市産の米で日本酒醸造 江戸時代の生酒「八重菊」復刻へ

仕込みタンクをかき混ぜる米の生産者

仕込みタンクをかき混ぜる米の生産者

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 100%あきる野市産の米で作った日本酒の完成を前に2月28日、米の生産者や販売に携わる地元商店会のメンバー、JAあきがわ職員ら約30人が醸造元の石川酒造(福生市)を訪ね、酒の発酵具合を確認した。

 あきる野市小川地区には明治時代、西多摩の水田の約16%を占める田があり、江戸時代には同地区の森田醸造で酒造りが行われていたという記録が残る。今回のプロジェクトではこうした歴史的背景を踏まえ、地場産コシヒカリを使って同醸造の銘柄「八重菊」を復刻する。

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 八重菊は生酒と熟成酒の2種を販売予定。石川酒造の杜氏、前迫晃一さんによると、「熟成にも耐えられて新酒でもおいしい酒にするため、2種の酵母を使い味と香りのいいとこ取りをした」。ダブル酵母による仕込みは同酒造では初めての試みながら、「いい具合に仕上がってきている」という。

 仕込みタンクから香りを嗅いだ生産者グループ「FR秋見」代表の堀部晋さんは「いい香りがした。自分は酒はあまり飲まないが、完成が楽しみ。酒造りが軌道に乗れば米を作る側も力が入る」と話す。「八重菊」生酒は4月、二宮商栄会が主催する発売記念イベントでお披露目となる。新酒のほか酒かすや酒まんじゅう、地元グルメの販売を予定する。