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「吉野梅郷梅まつり」に虚無僧の行列 深編みがさにずだ袋で目を引く

梅郷の里を歩く虚無僧たち

梅郷の里を歩く虚無僧たち

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 「吉野梅郷梅まつり」開催期間中の3月2日、梅の公園とJR日向和田駅を結ぶ神代橋通りで、メイン行事となる「観梅市民まつり」が開催された。温かな気候に恵まれ、観梅客でにぎわった。

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 警察・消防のパレードのほか、勇壮な武者行列、獅子舞などが登場。日本航空高校石川のダンス部「ウィングダンスカンパニー」も出演した。

 中でも目を引いたのが虚無僧の行列。深編みがさにずだ袋の装いで、「青梅の尺八文化をつなぐ会」代表の岡本昌己さんら10人ほどが参加。梅郷地域を巡り、神代橋通り、紅梅苑前、天澤院で献笛した。

 吉野梅郷は、虚無僧・尺八が登場する小説「虚無僧系図」、「鳴門秘帖(ひちょう)」、「宮本武蔵」などを世に送り出した文豪、吉川英治が創作の時期を過ごした地域。近くには吉川英治記念館(青梅市柚木町)がある。

 岡本さんは「青梅と縁の深い尺八と虚無僧の行列で、プラムポックスウイルスで苦しんだ梅郷の復興と地域文化に貢献したいと思い参加している」と話す。

 吉野梅郷梅まつりは3月20日まで。

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