中華料理店「ぼん天瑞穂本店」（瑞穂町石畑、TEL 042-568-1091）が11月22日、新装オープンした。

　多摩都市モノレールが上北台駅から箱根ケ崎駅まで延伸することに伴う道路拡幅工事のため、5月に休業を強いられた。以前は福生市内に店を構えていた。宴会や法事もできるとあって広く利用されてきたが、長引くデフレ不況の中で高級店の敷居は高くなり、本村さんは22年前、瑞穂町に出店。大衆志向の店として瑞穂で再出発した。福生店は2年後に閉店し、瑞穂店に注力した。

　瑞穂の店は中華の大衆店として知られるようになり、ラーメン店の多い新青梅街道でも人気店になった。新店舗は明るく広い店内に81席を用意。動線、厨房が一目で見渡せ、調理の模様をライブ感覚で見られるようにした。メニューは一品一品をポスターのように掲出し、街道からもよく見えるよう工夫した。

　デカ盛りの「しょうが焼き丼」（1,200円）は客の多くが知り合いに薦める看板メニュー。定番の「五目タンメン」「五目焼きそば」も人気だという。「ジャージャーメン」（以上1,150円）、「タンタンメン」「黒ゴマタンメン」（以上1,040円）も同店特製メニュー。

　豚骨しょうゆ味極細麺で青ネギをたっぷりのせた「すっぴんラーメン」（480円）も創業時からの長寿メニュー。大ぶりで食べ応えがある手作りギョーザ（480円）は、ニンニクギョーザ、しそギョーザ、ゆでギョーザ、水ギョーザをそろえる。定食も豊富にそろえ、メニューは80品をそろえる。

　店主の本村雅彦さんは「本格中華の質と味をそのまま大衆中華として提供している。皆さんにはおいしい中華をリーズナブルに楽しんでほしい」と日々厨房に立つ。

　営業時間は11時～22（L.O21時）時。不定休。駐車場45台。