あきる野市養沢に住む甚川浩志さん(46)の著書「職業は忍者 激動の現代を生き抜く術、日本にあり!」(新評論)が8月25日、発売された。
甚川さんは西多摩の山里を拠点に忍術修行プログラムを行う団体「野忍」を主宰する。プログラムは幼稚園や自治体、企業研修の一環として実施し、体験を通して忍者思想や日本文化を伝えている。昨年からは「かながわ西部コンベンションビューロー(DMO)」の専任忍者として、毎年8月に小田原城内で行われる「風魔まつり」に出演するなど活動の幅を広げている。
著書ではこれらの活動の様子や、なぜ西多摩地区で忍者修行の事業を立ち上げたのかなどの半生を著すほか、現代生活に忍術を取り入れて人生へ生かす方法などをつづっている。他に、忍者をはじめとする歴史学、日本文化に対する見識、これからの暮らし方への提案なども盛り込む。
仕様は四六判並製、256ページ。価格は2,160円。出版記念として10月6日18時~、ici club神田(千代田区で甚川さんのトークイベントを開催する。