和菓子店「小山製菓」(青梅市大門、TEL0428-31-2700)は3月5日、南三陸町特産のワカメを使ったぼた餅(150円)とワカメおこわ(1パック350円)の販売を始めた。
同店を営む小山洋一さんは、市内の若手商業経営者でつくる「和会」のメンバーと一緒に震災直後から被災地を度々訪ね、炊き出しを行ってきた。5年の節目を迎え、新たな支援として思い立ったのが、被災地の特産品を使った商品の開発だった。
小山さんが代表を務める東京・青梅の逸品 研究交流会で開発した青梅産の大豆を使ったしょうゆや、青梅米を使い、試行錯誤を重ねぼた餅を完成させた。ワカメ生産者にも試食してもらい「お墨付きをもらった」という。
そのほか、同会メンバーのラーメン店主はワカメラーメン、そば店主はワカメそばをそれぞれ店のメニューに加えている。小山さんは「被災地の役に立つにはいろいろな方法がある。被災地の特産品を消費することも息の長い支援の一つ。ワカメ関連の商品を仲間とともに大いにPRしていきたい」と意気込む。
両商品の販売は毎月5日、15日、25日限定。ワカメが無くなり次第終了。