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新春「青梅七福神めぐり」、見どころは同市在住の水墨画家・白浪さんの作品

玉泉寺にある水墨画家、白浪さんの作品

玉泉寺にある水墨画家、白浪さんの作品

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 毎年新春の時期になると、JR青梅駅から巡る「多摩青梅七福神めぐり」に多くの人が訪れる。

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 JR青梅駅を発着地点に6時間ほどの行程となるコース。まずはレトロな街中を5分ほど歩いて延命寺へ。商売繁盛と子孫愛育の大黒天にお参りする。境内には「呑どんりゅう龍さま」で親しまれる呑龍上人のお堂があり、毎月8日の縁日は参詣者でにぎわう。

 開運厄よけ、学業成就の毘沙門天(びしゃもんてん)をまつる宗建寺は延命寺の隣にある。境内には義賊として有名な裏宿七兵衛(ひょうえ)のお墓もある。

 続けて千ヶ瀬バイパスを東へ進み、多摩川を渡ると福徳財宝、家内和合にご利益がある弁財天を奉る玉泉寺に着く。本堂には青梅市在住の水墨画家、白浪さんの作品が飾られ、その襖絵(ふすまえ)は人気のスポット。

 徐災厄除、商売繁盛の恵比寿天が迎えてくれる清宝院の本尊は成田山新勝寺に由来し、古くから大柳不動尊として信仰を集めてきたという。

 次いで吉野街道を西へ。清宝院から15分ほどで畑中に着き、知恵、福徳の布袋尊をまつる地蔵院が迎えてくれる。布袋堂を参拝したら市天然記念物の宝珠梅を見学する人も多い。樹齢200年の老い木に癒やされる。

 吉野街道から和田橋を通って多摩川を渡り、40分で福禄寿をまつる明白院に着く。山門のしだれ梅は早咲きで知られ、青梅マラソンのランナーに親しまれている。

 締めくくりは長寿、富貴の寿老人を奉る聞修院。明白院からは1時間近い道のりで、黒沢の里へ。山寺の風情を醸す聞修院は「心身を優しく包んでくれる」と評判だ。

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