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菅生歌舞伎菅生一座が結成20周年公演 地元住民が保存・継承

素朴な農村歌舞伎として継承される菅生歌舞伎

素朴な農村歌舞伎として継承される菅生歌舞伎

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 菅生歌舞伎菅生一座の結成20周年定期公演が10月12日、菅生学園学びの城体育館(あきる野市菅生)で開催される。当日は組立舞台を組み、都無形民俗文化財の農村歌舞伎を披露する。

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 菅生一座は同市菅生地区に1935(昭和10)年から伝わる農村歌舞伎を保存継承し、上演している。2004(平成16)年に地元町内会の一座として旗揚げし、2014(平成26)年に都無形民俗文化財に指定された。現在は幼稚園児から70代まで幅広い世代の約60人が稽古や衣装作りに励んでいる。

 明治時代に作った木造の舞台は「菅生の組立舞台」として都有形民俗文化財に指定されている。舞台は用途に合わせ五間と八間の2種類に組み上げることができ、地元住民で「菅生組立舞台保存会」を組織し、舞台師と呼ばれる会員が貴重な技術を受け継いでいる。

 当日の演目は「喜三番叟」、青砥稿花紅彩画「浜松屋見世先之場」、寿曾我対面「工藤館対面の段」、素ばやし「獅子」、大黒舞。

 座長の竹内金枝さんは「地元の菅生学園の協力をもらい20周年の節目の公演をできて喜ばしい。座員一同、しっかり舞台を務めたい」と話す。

 13時開演。観覧無料。

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