NPO法人青梅まちづくりネットワークは6月18日、青梅の街のうんちくを学びながら散策する「青梅うんちく散歩」を開催した。8回目となるこの企画には、20人が参加した。
同NPOは、食べ物や店だけでなく、普通にある壁や暮らす人、あるもの全てが町の文化財として、その一つひとつのうんちくを説明しながら歩く同企画をスタートさせた。この日のコーディネータコーディネーターを務めた大倉十彌也さんが道路一本一本の成り立ちから、地名の由来、住宅地に流れる水路の役割などを説明しながら歩いた。
参加した青梅市在勤の男性は「地域をこんな視点で見ることはない。知るのと知らないのでは大違い。とても貴重な体験をさせてもらった」と笑顔で話していた。
同NPOは2年前、青梅の素晴らしさをもっと知ってもらおうと発足。当初は「青梅検定」などの企画を考えていたが、実際に町を歩いて知ってもらう「青梅うんちく散歩」を立ち上げた。
村野公一代表は「こうした機会は貴重。町に埋もれた文化財だということをみなさんに知ってもらい、青梅をもっと楽しんでもらえれば」と話す。