山林整備や自然体験ツアーなどを企画する「森のお仕事」(あきる野市戸倉)が5月1日から、檜原村で「お茶作り体験ツアー」を開催する。
同社は林業を営む傍ら、さまざまなアクティビティー体験も提供。檜原村では古くから、自分たちで飲む茶を自分たちで作る文化が根付き、生活と共に茶生産があった。しかし過疎化が進み担い手もいなくなったため、同社が茶畑を借り整備。ガイドの高田朋さんが「檜原村、秋川渓谷のお茶の文化や歴史と、そのおいしさを味わってほしい」と、これまで新茶のシーズンに合わせてツアーなどを企画してきた。
今年は同市の山頂でグランピング施設「Wood land Boothy」や古民家「大峰」を運営するグラチャーとコラボし、4月27日、一日限定で「4月の新芽をぜいたく摘みツアー」も行う。早摘みの茶で作る「白茶」は「味、香りがとてもユニークでこの時期しか味わえない味」と高田さん。「摘んで干しておくだけというシンプルな工程のため、その土地の茶葉の味が素直に楽しめる」と話す。10時に武蔵五日市駅集合後、山頂まで登山。11時にお茶摘みを始め、12時~16時には山頂でバーベキューを提供する。参加費は1人8,000円。
5月中に随時行うお茶作り体験ツアーは、1日の「お茶摘み&釜炒(い)り緑茶」と、2日の「和紅茶づくりに挑戦!」がある。1日コースの釜炒りは煎茶よりも古い歴史を持つ製法。釜香と呼ばれる香りが特徴だという。9時に武蔵五日市駅集合、10時~12時にお茶摘み、昼食後、13時~15時で釜炒り緑茶作りの後、味わう。参加費は1人6,000円。2日コースは、1日目は同様で、2日目は一晩寝かせた茶葉で一日かけ和紅茶作りを行う。14時30分~16時に出来上がったお茶を楽しむ。参加費は1人1万円。
5月31日まで。