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「檜原森のおもちゃ美術館」今秋開館へ 「そとあそび」設備充実に向けCFで支援呼び掛け

檜原森のおもちゃ美術館の完成パース図

檜原森のおもちゃ美術館の完成パース図

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 NPO法人「東京さとやま木香会」が今秋、檜原村に「檜原森のおもちゃ美術館」(檜原村)をオープンする。開館は11月3日を予定し、現在、クラウドファンディングで支援を募っている。

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 都内の陸地で唯一の村である檜原村。森林率が90%を超え、村の木材産業はもとより、観光や関わる人材の育成をも視野に入れた「檜原村トイビレッジ構想」がスタートした。2019(平成31)年には同館に隣接する敷地に、おもちゃ工房がオープンし運営を開始。今年、構想の中心となる「檜原森のおもちゃ美術館」のグランドオープンを控える。

 姉妹おもちゃ美術館である「東京おもちゃ美術館」は2008(平成20)年、新宿区の廃校を活用し開館。見るだけでなく、実際におもちゃに触って遊べる体験型ミュージアムとして運営している。世界中の約10万点のおもちゃを所有し、特に日本の国産材を使ったおもちゃや、木のおもちゃ作家との連携も多く、遊びながら木の魅力を伝え、木のファンになってもらう「木育」の普及を重点的に行っている。2014(平成26)年の沖縄県国頭村の「やんばる森のおもちゃ美術館」の開館をきっかけに、おもちゃ美術館の仲間は全国に広がり続け、檜原村にもオープンすることとなった。

 美術館の建築改修工事は村の予算により実現。今回のクラウドファンディングでは、同館の特徴となる「そとあそび」の設備を充実させるため支援を募る。クラウドファンディングを通じて「檜原村の魅力を伝え、檜原村のファンを増やすことにもつながれば」と実施を決めた。1万円以上の支援者は同館の「一口館長」となる。一口館長には、檜原村内で育てられたスギとヒノキで作られた「ひのはらつみき」が届け、館内に支援者の名入りの台座を飾る。その他、50万円までの支援メニューもある。

 目標金額は200万円。クラウドファンディングは8月13日まで。

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