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青梅に映画館「シネマネコ」 国登録有形文化財改修し来春オープンへ

映画館の完成予想図

映画館の完成予想図

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 青梅で現在、映画館「シネマネコ」(青梅市西分町)の2021年春のオープンを目指して改修工事が進んでいる。

 青梅市内で火の鳥グループの飲食店3店舗を展開している菊池康弘さんが「こんな時代だからこそ、映画館を開きたい」とプロジェクトをスタートした。菊池さんは20歳のころから俳優を志し、2年後には蜷川幸雄さん主宰のニナガワスタジオに入所。その後、芸能事務所に所属し、俳優・上川隆也さんの付き人として活動するなか、NHK大河ドラマ「功名が辻」など複数のメディアに出演してきた。29歳で俳優業を辞め、地元・青梅で「炭火やきとり火の鳥」を開業。32歳のとき、株式会社チャスを設立し、店舗展開を行ってきた。

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 菊池さんが次に挑戦しようとしている夢が、青梅に映画館を開くこと。構想をタウンマネジャーに相談したところ、青梅織物工業協同組合の敷地内にある1軒の建物を紹介された。

 昭和初期に建てられた建物は旧都立繊維試験場として使われ、2016(平成28)年に国登録有形文化財に登録された。菊池さんは、青梅の織物文化、ものづくりの香りが残る、その歴史ある建物に魅了され一念発起。ずっと抱いてきた夢をかなえるため、ここを映画館にすることを決意した。

 コロナの影響で、菊池さんが営む飲食業も大きなダメージを受けている。しかし、「こんな時代だからこそ、人々が泣いたり、笑ったり、感動できたりする場所が必要」と菊池さん。目指すのは青梅のシンボルとなる映画館。「青梅のすてきなところは?」と聞かれた際、地元の人たちが口をそろえて『映画館があるところ』と言ってもらえるような、みんなから愛される映画館をつくりたい」と笑顔で話す。