青梅市内のセブン-イレブン4店舗で10月1日、市地元産野菜の販売が始まった。農産物の販路拡大と市民の利便性向上を図る。
コロナ禍により自宅で食事をする人が増え、野菜の需要は伸びる一方、市内のJA直売所は密を避けるため人員や営業時間を縮小したため、農家は農産物の売り場が無い状況だった。青梅市とセブン-イレブンは1月、産業振興および観光振興に関する取り組みを含む「地域活性化に関する包括連携協定」を結んでおり、地域農家のためにできることを話し合い、野菜販売につながった。コンビニは営業時間が長く、消費者の新規開拓への期待も高まる。
地元産野菜を扱うのは野上2丁目店、日立前店、今寺4丁目店、藤橋2丁目店の4店舗。今の時期は小松菜、大根、長ネギ、サツマイモ、ジャガイモ、ニンジンなどが並ぶ。価格は直売所とほぼ同じ。
セブン-イレブンは、地元農家の生産者グループと連携を取りながら販売店拡大を検討していくという。