御岳登山鉄道(青梅市御岳)は10月26日、ケーブルカー車内に無光触媒で効果が持続する抗ウイルス・抗菌施工を行った。コロナ禍の紅葉シーズンを迎え、安心して乗車してもらおうという取り組みの一環。
ケーブルカー全車両(2両)に施工した。浮遊・付着するウイルスや菌を不活性化させる無光触媒溶剤を手すり、シート、ガラス面、壁面の車内全体に噴霧。施工済み車両には車内外にステッカーを貼った。
使用した溶剤は光のない夜間でも触媒反応を続け、1回の施工で最大5年程度効果が持続するとの試験結果があるという。無臭、無害で人体への影響はない。
同社ではこのほか、車両内の換気や乗車定員の制限(約5割減)、駅構内設備・車内の定期消毒、放送によるマスク着用の呼び掛けなど感染対策を講じて乗客を迎えている。