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福生の酒蔵がクラフトビール「TOKYO BLUES」販売-100年余りの思い終結

「TOKYO BLUES」の発表を行った石川社長(写真左)とコンタツの津久浦社長

「TOKYO BLUES」の発表を行った石川社長(写真左)とコンタツの津久浦社長

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 福生の酒蔵「石川酒造」(福生市熊川、TEL 042-553-0100)が4月7日、クラフトビール「TOKYO BLUES(とうきょうブルース)」の販売を始める。

4月7日から発売される「TOKYO BLUES」

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販売に先駆け3月12日、WIRED CAFE NEWS 日本橋三井タワー店(東京都中央区)で発表会が開催された。

 東京の酒蔵として今年で創業151年目を迎える「石川酒造」は、第十三代・石川彌八郎さんが1863(文久3)年に酒造業を開業。1887(明治20)年にはビール造りに着手した歴史を持つ。当時大掛かりな投資で設備を整え、品質には高評価を得たものの、多くの人々はまだビールを受け入れる体勢になかったため売れ行きは低迷。撤退を余儀なくされた。

 以来、ビールの製造販売は石川家の悲願となり、現当主の18代目・石川彌八郎さんが1998年からビール醸造を再開。多くの試行錯誤を繰り返し蓄積した技術と100年余に及ぶビール造りへの熱い思いを集結させ、「コンタツ」(中央区)との共同開発で「TOKYOBLUES」発売に至った。キャッチコピーは「東京の地で醸す、東京の名を冠した、真の東京クラフトビール」。

 かんきつ系の香りが特長というホップ(麦芽)「シトラとアマリロ」を使い、フルーティーな香味のビールに仕上げたという同商品。清酒造りにも使われる原材料の水は、地下150メートルからくみ上げた地下天然水を使う。

 同酒造によるとホップ投入のタイミングは一般的な製造工程と異なり、煮沸の終了間際に全量投入することで、華やかなホップの香りと豊かなコク、シャープな苦みのあるのどごしが楽しめるという。

 価格は、330ミリリットル入り=466円(税別)。販売は、東京を中心とした首都圏を予定する。

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