檜原村松姫研究会の活動報告と懇親会が11月8日、あきる野のすし店「銀波」(あきる野市伊奈)で開かれた。同村村長で、同研究会の世話人代表を務める吉本昂二さん、森下晴男さんら10人が出席した。
武田信玄の息女として生まれ、数奇な運命に導かれて八王子へとたどり着いた松姫(1561~1616)。同研究会は、その波乱万丈の人生をひもとくことを目的に活動している。中でも甲斐から八王子までの逃避行で、同村への関わりを最大のテーマにし、「松姫の真の姿」を見つめようとしている。
当日は、松姫の足跡を追って村内を踏査し、村人の話を聞き、資料の検証などを行ってきたことを改めて振り返り、地域おこしにつなげたいとの思いを確認した。
この1年は体調を崩す会員もいて、思ったような活動ができなかったが、今後も松姫と檜原村の関係などを焦点に歴史とロマンを求めて活動を進めることも確認した。
当日は意見の発表会後、フルート奏者の村野直子さんが「虫の声」など秋の歌の数々を披露。心和むひとときを届けた。