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拝島駅前にレコード喫茶「ぷらっせ」 1000枚収蔵、ホッとできる場所に

「喫茶店がこの街の明かりのような存在に」と願う金井さん

「喫茶店がこの街の明かりのような存在に」と願う金井さん

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 レコード喫茶「ぷらっせ」(昭島市松原町4)が11月22日、拝島駅南口ロータリー側にオープンする。

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 地元で阿部不動産を経営する金井悦子さんが「昼も、夜も、駅を降りると誰もがほっとして気持ちよく過ごせる場所を提供できたら」と開業する。

 店はビル3階にあり、店舗面積は約20坪。店の奥に10人ほどで囲めるジャンボテーブルを置き、窓側にカウンター席を配した。ヘッドホンで好みの音楽が聴けるミニテーブルも2卓そろえる。店の窓からは眼下に駅前の街並み、西方には奥多摩の山々が望める。

 片側の壁一面はレコードラックで、約1000枚のレコードを並べる。JBLのスピーカーでアナログレコードが奏でる音楽を楽しむ。レコードは父親の一誉さんや叔父のほか、知人から譲り受けた。マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、ソニー・クラーク、スティーヴ・グロスマンなどジャズの名盤を筆頭に洋楽が9割を占め、西多摩との関わりも深い大滝詠一さんなどの邦楽もそろえる。

 一誉さんは40年ほど前に大田区で同名の純喫茶を営んでいた。2代目となる「ぷらっせ」の開店は、年を重ねた一誉さんに、「懐かしい思い出と生きがいを感じてもらいたい」との願いも込める。

 メニューは、コーヒー、紅茶、緑茶、ルイボスティー、日本酒、ビール、ウイスキー。ケーキやホットサンドも用意する。

 金井さんは「母親が開業した不動産の仕事を通じて30年以上、地元にお世話になってきた。喫茶店がこの街の明かりのような存在になり、役に立てれば」と話す。

 営業時間は10時~21時。水曜定休。

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