青梅市梅郷の能面作家・の小倉宗衛さん(84)が理事長を務めるNPO法人「日本伝統芸術文化協会」(TEL 0428-76-3070)主催の狂言教室「親子で狂言に親しもう」が6月10日、青梅市民会館(青梅市上町)で開催される。
小中学生と親たちに日本の伝統芸能に親しんでもらうことを目的に開催。東京都や青梅市などが後援する。当日は、大蔵流宗家の大蔵千太郎さんらが出演し、「棒しばり」「清水」などを演じる。
小倉さんは20歳のときに絵画の道を歩み始め日本画家になった。32歳ごろから能面を制作し、3年で能面作家として自立した。1985(昭和60)年から海外20カ国以上で能面の展覧会を開催し、日本の伝統芸能と文化を紹介してきた。
このほど世界に日本文化を紹介する雑誌「サムライ・JP」で特集された小倉さん。来年は上海を皮切りに北京、香港での能面展も企画している。昨年3月には自宅工房に併設して、能面美術館を開いた。これまで国際芸術文化賞など多数の受賞歴を持つ。
14時開場、14時30分開演。全席自由席。当日は、先着500人を無料招待する。申し込み方法はホームページで確認できる。締め切りは6月4日。