
10余りの団体・ボランティアが絵や書、写真などの作品を展示する「第20回ふれあい福祉文化祭」が6月7日・8日、羽村市福祉センター(羽村市栄町2)で開催された。主催は羽村市ボランティア連絡協議会。
中でも話題となったのが、難易度の高い工作品と手作りの鉄道ジオラマ。壊れたおもちゃを無償で修理する「おもちゃの病院ねじまわし」が発足25周年を記念した「『夢と生きがい 日々創作』作品展」として特別展示したもので、工作好きや鉄道ファン、一般市民を楽しませた。
このうち大作の「転車台のある駅」と題したジオラマのサイズは210センチ×60センチ。Nゲージで駅舎や線路、転車台と車庫、駅前の町並みなどを再現している。汽車は手動と自動運転で走り、転車台から車庫へ入庫できる。
ジオラマを製作したのは馬場見良樹さん。中学生時代に創作の楽しさを知り、「転車台のある駅は1年ほどかけて製作した。手動で運転できるが、会員の斉藤秀孝さんが自動運転もできるようにしてくれた」と話す。
山口脩会長は「おもちゃは子どもの発達の上で重要。愛着のあるものは直していつまでも使ってほしい。故障しても直せることを伝え、生活に役立つ技術の楽しさを伝えていきたい」と話す。