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青梅市、ワインの新名称公募 国税庁の基準に基づき変更

ブドウは成木農業者振興会などが大切に育て、収穫している

ブドウは成木農業者振興会などが大切に育て、収穫している

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 青梅市が4月11日、「ボッパルトの雫」として親しまれてきたワインの新名称の公募を始めた。

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 「ボッパルトの雫」は、姉妹都市である独ボッパルト市から贈られたブドウの苗木を青梅市自立センターや成木農業者振興会が大切に育て、収穫したブドウはワインとして醸造し、1999(平成11)年から「ボッパルトの雫」の名称で、市内で販売してきた。

 名称変更は国税庁が定める「果実酒等の製法品質表示基準」に基づき行うもの。基準ではワイン名称に地名を入れる際には、地名が示す範囲内にブドウ収穫地(85%以上使用)および醸造地がなければならない。ボッパルト市内で生産されたブドウではなく、同市内の醸造所で製造されたワインでもないことから、「ボッパルト」の地名は入れることができない旨の指導を受けた。

 これを受け、市では今後も多くの市民に親しまれるような新名称を市内在住・在勤・在学者を対象に募集することにした。

 一般投票で投票数上位3点を最終選考に残し、青梅市長、青梅市自立センター理事長、西多摩酒類商業協同組合支部長により1点を選定。新名称は、最終選考後に税務署に確認した上で決定し、今夏以降に販売するワインで使う。

 応募方法はウェブで確認できる。採用者には新名称のワインを進呈。応募締め切りは今月25日。

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