御岳山で3月、御岳山を対象に、自然や歴史・文化、地域の食などを楽しむ日帰りツアー・宿泊ツアー「時間消費型の登山ツアー」が始まる。主催はアルプスエンタープライズ(千代田区)。
東京都西部に位置する御岳山は四季を通じて、さまざまな花と出合える。夏には関東一の群生地であるレンゲショウマがしっとりと咲き、ムササビやニホンカモシカが生息する深い森に包まれる。山頂には武蔵御嶽神社が鎮座し、古くより継承されてきた御師の営みや、豊かな自然と歴史・文化、「人のぬくもり」など、さまざまな魅力が御岳山には存在する。
今回のツアーでは「インタープリター」である川と森の案内人・宮田浩さんが、「なぜカタクリの花の中には花の模様があるのか?」「マタタビの葉が白くなる理由は?」など、本格的な登山ではなく、自然や歴史・文化などを楽しみながら、ゆっくり山歩きを行う日帰りツアー「御岳山 花ごよみツアー」11本を3月から11月にかけて行う(実施日数26日間)。
宿泊型ツアー「山とおいしい時間をゆっくり楽しむツアー」を4月~翌年3月、7本(実施日数34日間)を行い、宿泊ならではの名月や星空やムササビとの出合いがあるほか、宿坊では御師料理や地酒が提供され、御岳山の自然や歴史・文化、地域の食などを楽しむ時間消費型の登山ツアーとして企画した。
御岳山では4月上旬、御岳山ではアオイスミレ、フモトスミレ、ヒナスミレなどスミレの季節が始まる。4月下旬にはイワウチワが咲き始め、ミツバツツジの紫色のトンネルも見どころだ。第1弾として4月8日・11日、日帰りツアー「スプリングエフェメラルと出合う、春の御岳山」を、4月18日・25日、「奥の院で静かに咲くイワウチワ」を、それぞれ開催。4月14日~15日・4月21日~22日には宿泊ツアー「春の花巡り、御岳山そぞろ歩き」を行う。
日帰りツアーは、旅行代金=5,980円(宿坊の弁当付き)、定員=各15人。宿泊ツアーは、旅行代金=2万7,000円(宿坊宿泊、2日目の弁当付き)、定員=同。