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青梅で在日アメリカ人らによる企画展 「ちょっと早いクリスマスを」

企画展を開くフレミングさん(写真右)とベネットさん

企画展を開くフレミングさん(写真右)とベネットさん

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 青梅のダイニング&ギャラリー「繭蔵(まゆぐら)」(青梅市西分、TEL 0428-21-7291)で12月12日から、在日アメリカ人のアーティストらによる企画展「HOPE+GLORY 希望と栄光のかおり」が開催される。

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 「ローカルとインターナショナルの人々とつながり、交流し、インスパイアしていく」ことを目的に活動するオールネイションズ・アート・コミュニティーが、「ちょっと早いクリスマスの贈りもの」として企画した。画家のグラハム・フレミングさんとカメラマンのクリス・ベネットさんによる作品を展示するほか、ミュージシャンのゲイブ・キリアコスさん、ジェシー・タウンさんのライブイベント「アートと音楽の夕べ」も同15日18時30分から開く。

 現在、ハワイ州の大学でイラストレーション学部に主事するフレミングさんは、宣教師だった父が住んでいた沖縄で生まれた。2歳でアメリカへ移住したが心の中には日本の風景が残り、16年前、青梅にやって来た。現在の妻・容子さんとの出会いをきっかけに移住を決め、オールネイションズ・アート・コミュニティーを創設。水彩からアクリル画、デジタル作品と多様な表現方法で作品を作り、絵本の企画や作画なども行っている。「目に見えない現実を伝えることでインスピレーションを与え、美しい文化を築いていきたい」とフレミングさんは語る。

 ベネットさんは在日米軍の軍人として15年前に来日。メディア関連の業務をする中、イラクへの派遣で現地の状況報告のためカメラでの撮影を行うこととなった。「1枚の写真で現地がどのような状況かを伝える仕事。そこに暮らす人々の物語を伝える撮影に夢中になった」という。退役をきっかけに一時、米国に帰国したが、妻の実家のある青梅に3年ほど前、移住した。「写真は言葉の壁を越えた僕の声。1枚の写真から、その人の物語を感じてもらい、希望や喜び、癒やしへつながることを願い作品を作っている」とベネットさんは語る。

 開催時間は11時~17時。入場無料。ライブイベントは食事付きで3,000円(小学生以下1,500円)。ライブへの申し込みはオールネイションズ・アート・コミュニティー(TEL 080-5977-8800)まで。展示は12月17日まで。

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