昭和初期の名建築、青梅の津雲邸が一般公開へ-週末限定で

「昭和の桃山建築」と評される津雲邸

「昭和の桃山建築」と評される津雲邸

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 青梅市住江町にある昭和初期の建築物「津雲邸」が11月から、毎週金曜・土曜・日曜に一般公開される。

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 昭和初期、約700坪の敷地に代議士の津雲國利が建造した大邸宅。現在の所有者、津雲薫さんは孫に当たる。木造瓦ぶき2階建てで、外観は純和風の入り母屋造り。中は玄関、居間、書院、水屋など随所に粋と贅(ぜい)を尽くし、匠(たくみ)の技が駆使されている。広さは約300平方メートル。友待所と茶室も併設。日本庭園や茶室を備えたたたずまいは「昭和の桃山建築」と評価する声も少なくない。

 長く空き家として放置されてきたが、同地にマンション建築の計画が持ち上がったことから、街の景観を損ねるとした市民らが立ち上がり、保存運動が始まった。青梅市街地を中心に地域おこしに取り組むNPO法人「ぶらり青梅宿」などが中心となり、津雲邸を青梅市民の遺産にしようと保存運動を継続している。

 公開と同時に施設の貸し出しも行う。展示会、茶会、食事会、記念日のイベントなどに利用できる。公開時間は10時~16時。入館料は、大人=300円、高校生=200円、小中学生無料。問い合わせは0428-27-1260まで。

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