「ステージ衣装は黒で決め」-青梅宿アートフェスに地元結成GS

軽快なサウンドが稽古場を包む

軽快なサウンドが稽古場を包む

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 23年前に結成され、活動を続けてきた「ヴィンテージ・クラブバンド」が11月24日・25日に開かれる「青梅宿アートフェスティバル」のステージに登場する。

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 同バンドは、1960年代のアメリカンポップスやGS(グループサウンズ)、1970年代のフォークやニューミュージックに心躍らせた40歳代から60歳代の男女6 人のバンドだ。レパートリーは同時代の歌謡曲なども含め100曲を超す。

 23年前、オリジナルメンバーの青梅市の三吉俊幸さん(ドラム)、木下寛男さん(ギター)、八王子市の近藤秀夫さん(ベース)らが、「歳を重ねても楽しめることがしたい」と旗揚げした。3人とも学校の仲間たちとバンドを組み、ポップスやGSに青春を燃やした世代。それぞれの心の中にくすぶっていた青春の日へのノスタルジアが後押しした。

 青梅青年会議所の仲間たちの後押しもあり、秋川キララホールでライブを行うなど華やかなステージを飾ったこともあったが、今はマイペースの活動を守っている。メンバーも入れ替わり、松本良男さん(ギター)、小林直美さん(パーカッション)、野崎恵子さん(キーボード)が加わった。

 稽古場は三吉さんが経営する青梅鋳造(瑞穂町長岡)の工場内。青梅宿アートフェスティバルのステージに加え、12月8日に立川のAAカンパニーで開くライブに向け、練習に熱がこもる。

 ステージ衣装は黒で決める。気持ちが引き締まり、視覚でも楽しんでもらうためだ。今年は「悲しき街角」「青い影」などのポップスのほか、「エメラルドの伝説」「君に会いたい」などGSのヒットナンバーも披露する。1960年代の若者をとりこにした名曲の数々は「ヴィンテージ・クラブバンド」の中に生き続けている。

 「音楽が大好きで、同じ気持ちのメンバーと一緒にできることが喜び。コンサートを通しお客さんと一体になれたらこれに勝るものはない」とメンバーたちは顔を見合わせる。ライブなどの問い合わせは野崎さん(TEL 090-4133-3791)まで。

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