羽村市のアンティークカフェ「ハコノカフェ」（羽村市緑ヶ丘、TEL042-579-1919）で10月27日、「マトリョミンの小さな演奏会」が開催される。

　マトリョミンとは電子楽器「テルミン」の一部機能を、ロシアの民芸品「マトリョーシカ」に納めた電子楽器。テルミンの演奏家、研究家の竹内正実さんが2003年、日本で発表した。楽器には直接触れず、演奏者が手を近づけたり、遠ざけたりすることで独特な音楽を奏でる。

　ハコノカフェは店主の鹿子木夕子さんがセレクトしたアンティーク家具やCD、レコード、絵本などが並び、離乳食の持ち込みも可能なため、育児中の母親らに人気の喫茶店。演奏会は、以前よりテルミンに興味のあった鹿子木さんが、知人の紹介でマトリョミンの教室を開く宮崎香純さんと出会い実現した。

　演奏会では白鳥（サン＝サーンス）、ムーンリバー、星に願いを、エーデルワイス、ロシア民謡など小さな子どもでも楽しめる曲目を演奏予定。マトリョミンのワークショップも行う。同市内のケーキ店「ル・シャン・ド・フルール」のケーキも楽しめる。

　不定期で音楽イベントなどを企画してきた鹿子木さん。「とても珍しく、楽しい演奏会になると思うので、この機会にぜひマトリョミンの魅力に触れてほしい」と話す。

　開催時間は、1部が13時～14時30分、2部が15時～16時30分。各部定員10人。参加費は大人2,000円（ケーキセット付）、子どもは無料（ただし3歳以上の児童は1品オーダーが必要）。申し込みは名前、電話番号、参加人数、支払い方法（銀行振り込み、ハコノカフェ店頭）、希望する時間を明記の上、同店（haconocafe@gmail.com）まで。