
西多摩地域のフリーペーパー「街プレ」に学生から成る「地域PRメディアチーム」が発足した。
メンバーは、日本航空大学校東京青梅キャンパス(青梅市長淵2)3年の村上大瑚さん、同2年の小原野乃さん、同1年の吉留佐奈さんの3人。
活動初日の7月10日には、大勢待利明青梅市長を表敬訪問。3人はそれぞれ自己紹介し、「若者が関心を持つグルメや自然と歴史が残る西多摩の観光などを取材していきたい」と意気込みを見せた。大勢待市長は活動に期待を示すとともに、常日頃気にかけている、能登半島地震による昨年4月からの青梅市内での暮らしの感想を求めた。村上さんが「とても住みやすい。商業施設が近くにあり、自然も多い」と答えると、市長は笑顔でうなずいた。
併せて「花火大会や地元の祭、フードフェスティバルなど市や地域住民が取り組む行事に出向いてほしい。魅力的な観光地も多くPRをお願いしたい」と注文した。
同メディアチームは、プラネット(青梅市新町)が発行する「街プレ」などのメディア記者として活動。主にCSV(共有価値の創造)をテーマとし、農業・医療福祉・食べ物・文化・観光・教育などの各ジャンルで、地域を見聞。社会課題の解決などさまざまな取り組みを行う企業、団体、個人を記事や動画、SNS・デジタル広告で配信・紹介し、地域の活性化につなげる狙いがある。
一方、参加する学生には企画力、取材力、文章力、SNS活用法などで力をつける機会となり、将来に役立ててもらう。
同メディアチームの運営開始に当たっては、同社と日本航空大学校が連携し、メディアチームの運営が西多摩地域と同大の交流を進め、地域の発展、学生たちの成長につながるものにすることを確認している。