
福生市は7月4日、返礼品付きの「ふるさと納税」を始めた。都内26市では最も遅い参加となる。
返礼品制度を活用し、ふるさと納税ポータルサイトを通じて自治体の取り組みや特産品をPRすることにより、同市の良さを知ってもらう機会にし、地域内経済の活性化を図るのが目的。
返礼品には市内15事業者が協力。田村、石川の両酒造の酒やビール、大多摩ハム、公式キャラクター「たっけー☆☆」オリジナルグッズなど福生市の地場産品90品目以上を用意した。
ふるさと納税制度は2008(平成20)年にスタート。納税者が寄付先を選択できる制度として全国に広まる一方、過度な返礼品競争などが問題視され、都市部などでは税収の流出につながっているとして反発も出ている。福生市でも集計が終わっている2023年度分では、約1億2,811万円の税収が流出している。