「一風堂」ラーメントラックプロジェクトが6月16日、JAにしたま本店中庭(羽村市羽東1)で開催された。子どもたちや家族に熱々のラーメンを振る舞った。
一風堂を展開する「力の源ホールディングス」(福岡市中央区)は社会貢献活動として、全国こども食堂支援センター「むすびえ」(渋谷区)の協力で、2021年4月から全国のこども食堂でラーメンを提供している。その数はこれまで5000杯近くに上るという。
今回、羽村の社会福祉法人亀鶴会特別養護老人ホーム神明園が運営するこども食堂が協力。羽村市こどもの居場所づくり協議会、JAにしたま、JAきたそらちなどが支援し実現した。
当日は11時30分に受付開始。訪れた子どもたちにとんこつラーメンを振る舞った。子どもたちは「おいしい」を連発。会場は笑顔の輪で包まれた。15時30分までに200食余りを提供。ラーメンのほか、JAきたそらちが提供した「ななつぼし」を炊いたご飯のミニチャーシュー丼も配った。
会場ではJAにしたまの協力で地場野菜もチャリティー販売。売り上げの全額を、地元のこども食堂関係の団体に贈った。
当日の進行を担当した神明園の中村正人園長は「こうした取り組みで子ども食堂への理解を進め、子どもが真ん中の社会が実現できれば」と話す。