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あきる野「燈々庵」でガラス作家・谷道和博さんの吹きガラス展

「会場はしつらえが素晴らしく、作品を生かしてくれる」と谷道さん

「会場はしつらえが素晴らしく、作品を生かしてくれる」と谷道さん

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 あきる野にある旧家の邸宅敷地内の土蔵を改装した「燈々庵(とうとうあん)」(あきる野市小川、TEL 042-559-8080)のギャラリーで現在、ガラス作家・谷道和博さんの吹きガラス展が開かれている。

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 江戸期より17代にわたり連綿と続く旧家。改装した土蔵は、その歴史をとどめながら、独自のデザインと建築美術で、食処(しょくどころ)とギャラリーとして活用されている。邸内の植木の緑が映える時季、土蔵に展示されたグラスや花器、鉢などの作品が訪れた人を楽しませている。

谷道さんは都立工芸高校デザイン科を卒業。各務クリスタル製作所で吹きガラスを始めた。数年後、横浜市内にガラス窯を造り、作家活動を開始。1986(昭和61)年に退社し、作家として一本立ちした。1989(平成元)年に千葉県内に工房を移してからは、精力的に個展やグループ展を開いている。

 作品は独自のフォルムと色合いが特徴で、「日々の食卓に彩りが加わる」というファンも多いという。初日、2日目と会場に詰めた谷道さんは「会場はしつらえが素晴らしく、作品を生かしてくれる。宙吹きで制作しており、いずれも2つとないもの。暮らしの中で楽しんで使ってもらえたら」と話す。

 展示時間は11時~18時(最終日は15時まで)。ギャラリー観覧のみも可能。6月17日まで(11日、12日は休業)。

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