「モノレールを呼ぼうあきる野の会」が2月18日、あきる野ルピアホール(あきる野市秋川)で「モノレールで私たちの生活はどう変わるのか」をテーマにシンポジウムを開催する。モノレールがあきる野を走るとどんな街になるのかを地域住民にイメージしてもらい、誘致の機運醸成を図るのが狙い。
明星大学建築学部で交通工学・国土計画などを教える西浦定継教授が「モノレールが走ると私たちの暮らしはどう変わるのか」をテーマに基調講演を行い、子育て中の主婦、新成人、観光業と商工業関係者、元市職員の5人がパネルディスカッションを行う。
多摩都市モノレールは1998(平成10)年、上北台-立川北駅間が開業。昨年11月で25周年を迎えた。多摩地域を南北に結ぶ地域の足として定着し、1年前には累計利用者数が10億人を突破した。
都は2030年代半ばまでに北側の延伸ルート(上北台-箱根ヶ崎)開業を目指す方針を明らかにする一方、南側の延伸ルート(多摩センター-町田)、西側の延伸ルート(多摩センター-八王子)を示している。ただ、箱根ヶ崎から羽村、あきる野、八王子を結ぶルートはあくまで構想路線にとどまり、実現までには極めて高い壁がある。これらは網代和夫会長ら同会関係者も認識しているという。
開催時間は14時~16時。入場無料。