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西多摩倶楽部が創立25周年 西多摩の野球界をけん引

2023年シーズンに向け意欲みなぎる西多摩倶楽部の選手たち

2023年シーズンに向け意欲みなぎる西多摩倶楽部の選手たち

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 社会人野球の「西多摩倶楽部」(羽村市栄町)が4月で創立25周年を迎えた。青少年の育成と地域発展を理念に掲げ、西多摩の野球界をけん引する同倶楽部は全日本クラブ野球選手権大会などへの出場を果たし、プロ野球選手3人を輩出してきた。

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 同楽部は1998(平成10)年4月、加藤和夫代表、秋葉達也監督、加藤育男部長の指導体制で発足。理念の柱に「地域社会と協力し、子どもから大人までが野球を通じてコミュニケーションを図り、健全な青少年の育成とさらなる野球の発展に尽くす」を据えた。

 1999(平成11)年2月、東京都野球連盟に正式加盟。9月には都クラブ秋季大会で公式戦初勝利を挙げた。2001(平成13)年、中日ドラゴンズなどで活躍した谷沢健一さんの記念講演会を開催。2002(平成14)年には谷沢さんを招き、同倶楽部主催の西多摩地区中学生対象野球教室を実施。2003(平成15)年には、当時ヤクルトスワローズ2軍投手コーチだった松岡弘さんの野球教室を開いた。

 谷沢さんは同年から、松岡さんは2005(平成17)年から、同倶楽部監督に就任。2006(平成18)年の初の全日本クラブ野球選手権出場に導いた。

 25年間でプロ野球選手を3人輩出。女子選手では「ナックル姫」の異名を持つ吉田えり投手も在籍し、その後、プロの道へ進んだ。

 2023年シーズンに向けて掲げたキャッチフレーズは「自分だけには負けるな」。それぞれがやるべきことをやり、力をつける中でチーム力のアップを図り、2度目の全日本クラブ野球選手権出場を目指す。

 加藤代表は「歴代の指導陣、選手たち、多くの皆さんに支えられ25周年を迎えられた。今後も健全な青少年の育成と野球の発展に尽くす中で、しっかりと結果を出し西多摩倶楽部の存在感を高めたい」と意気込む。

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