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「青梅大祭」、4年ぶり開催へ 未来を担う子どもたちに祭りの魅力を

駅前に山車が集結した過去の開催模様

駅前に山車が集結した過去の開催模様

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 青梅駅周辺で5月2日・3日、4年ぶりとなる「青梅大祭」が催される。

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 約20万人以上の人が訪れる大祭は2013(平成25)年に500年の歴史を刻んだ伝統行事。現在の住吉町・本町・仲町・上町・森下町の5町が「住吉祭」として祭礼をしたことが青梅大祭の始まりといわれている。その後、滝ノ上町・大柳町・天ヶ瀬町・裏宿町・勝沼町・西分町・日向和田町が加わり、2004(平成16)年には青梅市自治会連合会第1支会の12町が集い、「青梅大祭」と名称を変更して、山車巡行祭礼として青梅の地に根付いてきた。

 大祭期間中、12町の山車が青梅街道を巡行し、居ばやしの屋台が12カ所に設置され、各団体が個性あるはやしを披露する。併せて、青梅街道を埋め尽くす露店が祭を彩る。

 コロナ禍で2020年より開催を見送ってきた。これまで大祭が中止になったのは1912(明治45)年の明治天皇崩御の際。同年から1914(大正3)年まで取りやめた。その後は太平洋戦争により中断。昭和天皇崩御の1989(平成元)年は自粛して開催。東日本大震災が発生した2011(平成23)年は中止した。

 同実行委員会メンバーは「4年ぶりの開催で、この3年間で祭りを見ていない、聞いていない子どもたちにぜひ楽しんでほしい。未来を担う子どもたちが祭りに興味もってもらうことが、伝統文化の継承のため必要不可欠。大人たちの手で、参加したくなる祭作りをしていきたい」と話す。

 交通規制は、2日=12時~22時、3日=9時~22時に行う。3日5時から、はやしを奏でる伝統行事「朝霧」を行った後、14時ごろから=駅前交差点で4町競演、15時30分ごろから=駅前ロータリーで12町競演、16時55分ごろから=本部前で6町競演を予定。

 今年はクラウドファンディングにも挑戦している。

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