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青梅の酒蔵で1日1組限定の「杜氏鍋」 蔵人たちの賄い料理を再現

冬限定の「杜氏鍋」

冬限定の「杜氏鍋」

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 青梅の酒蔵小澤酒造が運営する料亭「ままごと屋」(青梅市沢井、TEL 0428-78-9523)が12月4日、日本酒をたっぷり使った杜氏鍋の提供を始めた。

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 澤乃井で杜氏鍋が生まれたのは昭和20~30年代。故郷から出稼ぎに来ていた寮生活の蔵人たちが「賄い以外の料理を」と、好きな具材を寄せ集めて支度したのが杜氏鍋の発祥とされる。好きな具材と言っても、肉はごちそうだった時代。調理の腕前もあまりなかったため、手近な鶏肉や野菜、豆腐といったシンプルなものだった。

 特徴は、だし汁の代わりに晩酌用の日本酒を使っている点。酒は発酵過程で120種類以上の栄養物質が生成されるといわれる。うま味も栄養価も高い鍋だが、「当時の蔵人がそこまで目算していたかどうかは、ご想像にお任せ」だという。

 現在は、鶏肉ではなく豚肉を使用。大根おろしと生じょうゆで味わう。1日1組限定で、2人~8人まで。1人4,000円。3日前までに要予約。女性にはデザートのサービスもある。2月27日まで。

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