JR二俣尾駅から徒歩15分の場所にある青梅市吉川英治記念館(青梅市柚木)で現在、三田氏が築いた辛垣城跡の御城印を限定配布している。
辛垣城は戦国時代、青梅市を支配していた三田氏の終焉(しゅうえん)の地。同館の庭園からは円すい形の辛垣山を一望することができる。昨年、青梅市郷土博物館で限定配布した勝沼城跡の御城印が好評だったことから市が企画した。
力強い「辛垣城跡」の文字は同市の書道家、川島初男さんが揮毫(きごう)した。三田氏の家紋三つどもえと、近隣である青梅梅郷にちなみ梅のスタンプが押されている。市教委文化課の高野剛志さんは「春になると季節の花も咲く。記念館に来るきっかけになれば」と呼び掛ける。
御城印は3月28日までの期間限定で、館内の売店でアンケートに回答した来館者に進呈する。開館時間は10時~17時(入館16時30分まで)。月曜休館。入館料は、大人=500円、小・中学生=200円。