食べる

瑞穂の牧場ジェラート店、羽村産の酒かす使い新フレーバー開発

開発に携わった亮一さん、文さん、JA職員(写真右から)

開発に携わった亮一さん、文さん、JA職員(写真右から)

  • 7

  •  

 清水牧場「WESTLAND FARM」(瑞穂町長岡長谷部、TEL 042-557-8077)が、羽村の米と水で造られた日本酒の酒粕を使ったジェラートを開発し、同店のほか、羽村市農産物直売所(羽村市羽加美)と自然派やさい直売所ベジ・ベジ(五ノ神)で販売を始めた。

 戦後間もない1946(昭和21)年に創業した清水牧場は現在、120頭余りの乳牛を飼育する都内最大の牧場。2006(平成18)年は都内で唯一の自動搾乳ロボットを入れるなど、新しい試みに挑戦を続けてきた。2018(平成30)年、牧場を経営する清水陸央さんの息子夫婦が敷地内に同店を開店。新鮮な牛乳を使ったジェラートやソフトクリームの製造・販売を始めた。

[広告]

 隣接する羽村市観光協会では4月、市内唯一の水田「根がらみ前水田」で収穫した米と羽村の水で造った日本酒「はむら」の販売を開始。製造の過程で出る酒かすを利用した特産品を開発するため、「JAにしたま」に相談を持ち掛けたところ、清水牧場WESTLANDFARMを紹介され今回の商品開発に至った。

 開発に向け試行錯誤を繰り返し、JA職員にもアンケート協力などを依頼。牛乳の味わいが濃い同店独自のジェラートに負けないよう、酒かすを多めに使い甘酒の風味、香りを強く引き出した。

「乳牛牧場のない羽村市、水田のない瑞穂町。自治体を越えて双方に無いものでできあがった逸品。生産者は市外の生産者とあまり交流がないが、今回のようないい連携が、今後の後継者育成の一助となれば」と同市観光協会副会長で、生産者でもある清水亮一さんは話す。店舗責任者の文さんは「SNSの時代。この商品を通じて、いろいろな方に発信していただき、地域活性化につながれば」と期待を込める。

 同店で販売するのはSカップ(300円)、シングル(330円)、ダブル(430円)と持ち帰り用カップ(330円)。直売所では持ち帰り用カップを販売している。

 営業時間は10時30分~17時。水曜定休。