羽村のチューリップ公園向かいにある「のんびりカフェ中車水車小屋」(羽村市羽中)が、かき氷(650円~)の提供が始まった。保存料、着色料無しで素材の味を楽しめるシロップが人気で、毎年かき氷を目当てに訪れる客も多いという。
例年2種類のところ、今年は11種の自家製シロップをそろえた。店主の広若ともさんの畑で収穫したイチゴやブラックベリー、地元農家のグレープフルーツ、夏みかん、梅などの果実のほか、地酒「澤乃井」なども用意。広若さんは「コロナ禍で2カ月以上営業を自粛していたので、時間と材料がたくさんあり、シロップ作りに励んだ」と話す。
結婚後、羽村に移住した広若さん。出産して子育てをする中で、母親が子連れで集える場所の少なさを感じていたところ、2012(平成24)年に現店舗が空き店舗に。真っ先に手を挙げ、カフェのほか、2階にレンタルスペースをオープンした。
「今後も地域の方に楽しく利用してもらえる店にしていきたい。昔の日本の家屋を再現した店内には冷房がないので、かき氷はお薦め」と話す。
営業時間は11時30分~16時30分(土曜・日曜・祝日は17時まで)。火曜・木曜定休(変更あり)。かき氷の提供は9月までを予定。