青梅のシフォンケーキ専門店「ちゃんちき堂」(青梅市塩船)は4月27日、市内のテークアウト店を検索できるアプリ「おうめ飯」をリリースした。テークアウトを始めた店を最寄り駅やシチュエーションなどから検索することができ、行きたい店をお気に入りに登録することもできる。
新型コロナウイルスの影響や自粛要請などで飲食店への来店者が減るなか、各店はテークアウトサービスを立ち上げ苦境を乗り切ろうとしている。ちゃんちき堂店主の久保田哲さんは「多くの人が地元の飲食店を利用してくれる一助になれば」「テークアウトを始めた飲食店の宣伝ツールの一つになったらうれしい」という思いを込め、妻でデザイナーのかおりさんと共に開発した。
開発に当たりアイデアを参考にしたサイト「飯能飯」や「府中お弁当プロジェクト」の運営者らもリリースを快諾。アプリの運営は、まちつくり青梅や、すでにまとめサイトを運営しているOmegocotiがボランティアで協力。市内飲食店を応援するプロジェクト「青梅エール飯」とも連携して展開している。
5月12日時点で、市内の飲食店など24店がアプリに登録。久保田さんは「アプリのテンプレートは無償で提供できるので、ほかの地域でも必要だったら連絡してほしい。小さなことしかできないが、皆で乗り越える一助になれれば」と話す。