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青梅・御岳山で「秋虫の王」カンタンをきく会 60周年記念式典も

静まり返った夜の御岳山

静まり返った夜の御岳山

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 青梅市の御岳山で9月5日・6日、スズムシの一種「カンタン」の鳴き声を聞く「カンタンをきく会」が開催される。主催は青梅市観光協会(青梅市東青梅、TEL0428-24-2481)。

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 1956(昭和31)年、初代青梅市長の中村来内さんが御岳山の人々から「御岳山には変わった虫がいて、泣き声がとても美しいから聞きにきませんか」と誘いを受け、その音色の美しさに感動し鑑賞会を企画したことから始まった同会は今年で60回目。

 夏から秋の夜に鳴くコオロギ科の秋虫「カンタン」は、中国では「天鈴」とも呼ばれ、その美しい鳴き声は「鳴く虫の女王」とも言われる。短い寿命は栄枯盛衰の儚さを感じると評され愛されてきた。古くからの霊山として知られる御岳山の夜に響くカンタンの神秘的な音色を楽しみに毎年、多くのファンが訪れる。

 当日は、NHKラジオ「夏休み子ども科学、電話相談」で昆虫の生態解説を担当している、群馬県立ぐんま昆虫の森名誉園長の矢島稔さんを招く。60周年記念式典では参加者全員にワインを振る舞うほか、カンタンの鳴き声鑑賞の後、参加者による懇親会も開く(自由参加)。翌日は朝食の後、太々神楽(だいだいかぐら)を観覧する。

 参加費は、1泊2食付き・大人=9500円、小学生=7400円、未就学児=3900円(布団なし)、乳幼児=700円(食事なし、布団なし)。定員100人。申し込み締め切りは8月27日まで。日程など詳細は青梅市観光協会サイトで確認できる。

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